おすすめ特集 Q&A もっと楽しいイヌとのカーライフをすごすために。

もっと楽しいイヌとのカーライフをすごすために。Q&A

イヌにもっとクルマを好きになってほしいという想いを込めて、快適で安全なカーライフにまつわる疑問を獣医師水越美奈先生に解説して頂きました。ぜひ参考にしてみてください。

Q4. ドライブ中の心がけ 余計なトラブルを起こさないためには?

  • 休憩は何時間に1回取るべき?
    ANSWER

    A. イヌとのドライブは、幼稚園児ぐらいの子どもを連れていく感覚で。イヌにもよりますが、1~2時間おきには休憩をとり、トイレを済ませたり、水を飲ませたり、少し歩いたりして気分転換させましょう。クルマに酔いやすいイヌ、子犬や高齢犬は、気持ち早めに休憩を。高速道路のサービスエリアにはドッグランが設置されているところもあるので、事前にチェックしていくといいでしょう。

  • 数分のお出かけでも、落ち着かなくて大変なんですが…
    ANSWER

    A. まずは落ち着かない原因を知ること。クルマが不安で落ち着かないなら、慣らして安心させてあげましょう。クルマが動いていないときに車内でごほうびをあげたり遊んだりして、クルマに乗ればいいことがあると覚えさせます。それに慣れたら、クルマを動かして車内で同様のことをし、少しずつ練習を。クルマに乗る前に遊んで少し疲れさせるのも、一つの方法です。また、クルマの中で飼い主がかまいすぎることも、落ち着かない原因になります。

  • イヌが快適な運転ってどんなもの?
    ANSWER

    A. イヌにとって快適な運転とは、基本的には人間と同じ。急発進・急ブレーキは避け、カーブは速度を落としてゆっくり曲がること。大きな揺れは、酔う原因にもなります。安定して走行できる高速道路より、発進や停止したり、曲がったりすることの多い一般道のほうが酔いやすいので、一般道を走るときも休憩を忘れないようにしましょう。

  • 大渋滞にはまってしまったら、どうすればいい?
    ANSWER

    A. イヌを乗せてドライブするのは、幼稚園児を乗せるのと同じ。大渋滞にはまらないような計画を立てることが大切です。連休の初日の朝や最終日の夜など、大渋滞になる時間帯はある程度予想できるものなので、時間帯をずらすなどして、未然に防ぐようにしましょう。

  • 気をつけておきたい、異変のサインは?
    ANSWER

    A. 基本的に、普段とようすが違うときは要注意。ハアハアしている、ヨダレが大量に出る、落ち着かない、急におとなしくなった、困ったような顔をしているなどの場合、クルマに酔っているのかも。また、イヌが快適に感じる室温は人間より低いので、車内が暑すぎないかには常に気を配りましょう。

  • どうしても、運転席に行きたがるんですが...
    ANSWER

    A. 飼い主を大好きなイヌが、運転中の飼い主のもとに行きたがるのはよくあることですが、大変危険なので絶対に来させてはいけません。運転席に来られないようにするためにも、車内では犬をフリーにしないことです。道路交通法では、運転者の視野やハンドル操作を妨げるなど、安全確認が十分できないような運転を禁止しており、実際にイヌをヒザに乗せて運転していて、起訴された事例もあります。

  • 座席の上だと落ち着かないようで、すぐに足元に来たがるのですが...
    ANSWER

    A. クルマの中でイヌが自由に移動できる状態にするのは危険なので、座席の上でも足元でも、イヌをフリーにしてはいけません。ケージに入れた状態であれば、足元に乗せたほうが落ち着きます。また、友達のクルマに乗るときなど、ケージやシートベルトを使えない場合は、リードを短く持って、足元に座らせるかふせさせるようにしましょう。

  • シートをガシガシと引っかいてすぐボロボロにしてしまうのですが...
    ANSWER

    A. シートの上に直接乗せないことです。ケージやソフトケースに入れたり、シートマットを装着しましょう。そもそも、シートを引っかいたらボロボロになって楽しかったとか、それによって飼い主が騒いだのを喜んだのと勘違いしたなど、シートを破壊することでプラスの経験を積ませてしまうのが間違い。初めからそういった経験をさせないことが大切です。

イヌにもっとクルマを好きになってほしいという想いを込めて、快適で安全なカーライフにまつわる疑問について、できる限りお答えしてきたいと思います。「イヌはどうして窓から顔を出したがるの?」「クルマに酔うイヌとそうでないイヌがいるのはなぜ?」といった、素朴な疑問も大歓迎です。

水越美奈先生

獣医師。博士(獣医学)。
日本獣医生命科学大学獣医学部准教授/
付属動物医療センター行動治療科担当。
優良家庭犬普及協会常任理事。
JAHA認定家庭犬しつけインストラクター。