あなたの愛犬は大丈夫?本当は怖い、イヌの肥満

肥満はよくないことだってわかってたけど、減量するって、やっぱり大変なんでしょ?
そうだね。でも、肥満克服は、健康キープのために大切なこと。急激に体重を減らすのではなく、ゆっくり時間をかけて、無理のない範囲で行うことが成功のカギなんだよ。
人間も、急激なダイエットはリバウンドしちゃうて聞いたことがあるワンサー!
その通りだよ、ワンサーくん!私の知っているケースでは、少しずつだけど、着実にたいじゅうを半分にまで減らしたイヌがいるんだ。肥満だった頃は歩くのも億劫がっていたのに、痩せてからは、飼い主の膝にピョンピョン飛び乗るようになったそうだよ。
は、半分っ!?それはすごいだワンサー!
すごいよね。そのコの飼い主は「すごく幸せだ」とおっしゃっていたよ。肥満を克服すれば、イヌにとって病気のリスクが減るだけじゃ無く、飼い主のQOL(Quality of Life:生活の質)も上がる。お互いが幸せに暮らすためにも、肥満は克服したほうがいいんだ。
なるほど〜!僕も、飼い主さんの膝にピョンピョン飛び乗りたいだワンサー!
あはは、それじゃあ、ほかにも、肥満を克服したイヌたちの成功談があるから紹介しよう。
ワクチン接種で来院した際に減量を勧め、減量をスタートしました。食事は、減量・体脂肪管理用のフードに変更。オヤツは、今までいろいろな種類を自由に与えていたそうですが、減量・体脂肪管理用のビスケットを1日1~2枚にしました。そのほか、飼い主さんの希望もあって、マッシュちゃんが大好きな野菜をときどきフードに混ぜてもらうことに。冬になると、マッシュちゃんは散歩に行けなくなってしまうので、家の中でのボール遊びを増やしてもらうなど、積極的に体を動かすことも心がけてもらいました。
停滞期もありましたが、最終的には、無理のない減量ペースで行えたのがよかったと思います。マッシュちゃんは高脂血症を患っていて、体重減少とともに数値が改善されたので、飼い主さんも喜んでいらっしゃいましたね。
今まで“カワイイ”の意味を履き違えていたことに気付きました。走り回るのが好きだったのに、オヤツの与え過ぎなどが原因で体重が増えるにつれ、あまり走らなくなるように……かわいそうなことをしていました。
減量が成功した今は元気に走り回り、一緒に追いかけっこまでできるようになりました。
「食事やオヤツの与え方ひとつで、こんなにも違うものなんだ」と思い知らされました。これからも、“マッシュのため”を考えながら生活していきたいと思います。
オヤツをあげる時には、ルールがあります。『ペットフード公正取引協議会』の定める公正競争規約では、1日にあげていいオヤツの量は、1日の摂取エネルギー量の20%まで。減量中で療法食を与えている場合、10%までに抑えるのが一般的だと言われています。また、摂取エネルギー量の20%のオヤツをあげるとしたら、その分、食事の量を減らすのが鉄則です。
今まで自由にオヤツをあげていた飼い主さんが、このルールをきちんと理解して、オヤツの量を見直すだけでもダイエットに効果アリ。減量後も食事とオヤツのバランスを守っていけば、理想の体重・体型をキープできると思います。
体重減量・体脂肪管理用のフードに変えてから1カ月後の体重測定で、思ったより体重が減っておらず、飼い主さんはがっかりされているようでした。「ゆっくり徐々に減っていくので大丈夫ですよ」とお声がけをして続けたところ、順調に、一度も体重が戻ることなく痩せていってくれました。会う度にキナコちゃんが痩せてくれたので、私自身も体重測定が毎回楽しみになりました。
減量に成功してから散歩の時間が長くなり、坂道や階段などもスムーズに駆け上がるようになりました。
公園などに行くと、ダッシュ10回でも平気です!体重減量・体脂肪管理用のフードで、順調に体重が減って助かりました。
イヌの減量には、スタート時、停滞期、終了間際と、なかなか体重が減らず、飼い主さんが挫折しやすい時期があります。キナコちゃんも最初の1カ月、思うように体重が落ちなかったようですが、ココが飼い主さんの踏ん張りどころ!どのイヌも、ダイエットを始めて急に体重が落ちることはまずありません。
イヌの理想的な体重の減らし方は、1週間で体重の0.5~2%と言われていて、減量には時間がかかるもの。飼い主さんは動物病院の先生に心理的なサポートを受けながら、イヌと飼い主、動物病院、みんなで一緒に取り組むことが、ダイエット成功の秘訣です。
体重減量・体脂肪管理用のフード以外は、キャベツと少量のささみ、ささみのゆで汁で空腹を紛らわせてもらいました。体重があまり減らない時期や、「お腹を空かせていて、かわいそうで…」とつらい時期もありましたが、結果、2.4㎏の減量に成功!また、減量前は半年に一度のペースで膵炎を患っていたのが、今のところ9カ月、症状が出ていないという嬉しい効果も。病気にならないためにも、これからも一緒に継続していきたいと思います。
このまま肥満が続いては、何度も繰り返し膵炎を患い、心臓に負担がかかってしまう。これ以上病気にならないように、アドバイスを受けながらダイエットを始めることにしました。食べ物を見ると飛んできて、すごく欲しそうにするのでかわいそうでしたが、予想以上に減量できて、抱っこした時に「軽くなったなぁ」と実感しています。これからも、元気で長生きしてね!
食べることが大好きなイヌの場合、動物病院で処方される療法食を与えるのがおすすめです。療法食はエネルギー密度が抑えられているため、今までの食事からさほど量を減らすことなく、ダイエットに取り組めます。空腹をガマンできないイヌには、キャベツやささみなど、カロリーの低い食材のほか、減量用のオヤツをあげるのもいいでしょう。
愛犬がお腹を空かせているのは、見ていて確かにかわいそうですが、肥満が原因で病気になってしまっては、もっとかわいそうです。「もしかしたら、うちの子は肥満かも…?」と思ったら、かかりつけの動物病院の先生に相談してみましょう。
いろんなイヌの標準体型を見てみよう!
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