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HOW TO お出かけ時に気をつけたいこと 本当に知ってる?しつけの意味としつけ方

3. 応用編 ”いつでも、どこでも”理解し合える仲に スワリ、フセ、マッテ、オイデ、ツイテができたら終わり、ではありません。いつでもどこでも、どんな状況でもできてこそ、真のキズナ語になったと言えるのです。愛犬とさらなるステップアップに挑戦し、一緒に達成感を味わい、さらなる信頼関係を築きませんか?

LESSON. ステップアップしてもっとキズナを深めよう!

オスワリ、フセ、マッテ、オイデ、ツイテをいつでもどこでもできるようにするためには、
さまざまなシーンを作って練習する必要があります。ここでは、距離、時間、環境、ごほうびの与え方の4つを変え、難易度を上げて練習する方法を紹介します。ちなみに、距離を延ばすなら時間・環境・ごほうびの与え方は変えないなど、難易度を上げる場合は1つずつ上げることが大切です。

ADVANCED:LESSON.

1. 距離

合図が伝わりにくく、またキープしにくくなる要因の一つに、飼い主と愛犬との距離があります。当然ですが、距離が離れれば離れるほど、難しくなります。オスワリやフセテ、マッテの練習をするときに、イヌが姿勢をキープした状態で離れたり、オイデの練習をするときに、最初に合図を出す場所の距離を長くしたりすると、難易度が上がります。イヌが失敗しない範囲で、少しずつ距離を延ばして練習しましょう。

リードの届く範囲で離れる

オスワリやフセ、マッテの合図を出したまま、リードの届く範囲で1,2歩離れてみる。イヌが動いてしまう前に戻り、ごほうびを与えて、「OK」で解除する。上半身から離れると、イヌがついてきてしまいがちなため、足から離れるようにするとうまくいきやすい

リードを外して離れる

リードの届く範囲でできるようになったら、リードを外し、同様にイヌから離れて練習する。近い距離から始め、だんだん距離を延ばしていこう。但し、リードを外して練習するのは、室内や囲われた自宅の庭など、安全な場所で行うこと。いきなりリードを外すのではなく、ロングリードを利用するとよい

いろいろな方向に離れる

イヌの目の前を後ろに下がるだけでなく、斜め前や横など、さまざまな方向に離れて練習しよう。特にイヌの背後に回るのは難易度が高いので、できるだけイヌが失敗しないよう、少しずつ練習しよう

2. 時間

オスワリやフセ、マッテの練習をするとき、姿勢をキープする時間を長くすると、難易度が上がります。イヌが失敗しない範囲で、少しずつ時間を長くして練習しましょう。

姿勢をキープする時間を延ばしていく

オスワリやフセ、マッテの合図を出してから、「OK」の合図で解除するまでの時間を、だんだん長くしていく。姿勢がキープできているときにほめてごほうびを与え続け、また合図を出す。これを繰り返す。イヌが動いてしまう前に、「OK」の合図で解除するように

イスに座って練習してもOK

マッテが確実にできるようになってきて、長時間キープする練習をするときには、飼い主がイスに座ってもいい

3. 環境

イヌに何かを合図するときに、飼い主がよく言うのが「家ではできるのに…」という言葉。しかし、家以外の場所で練習したことがないのに、屋外で指示を出されても、イヌにとってはやったことがないことと同じようなものです。
まずは、イヌが集中しやすい室内の静かな環境で練習し、できるようになったら、玄関、家の前の道路、公園、人通りの多い場所と難易度を上げていきましょう。新しい環境でできなかった場合には、ハンドシグナルでできないなら誘導に戻すなど、1ステップ前に戻すと、できるようになりやすいでしょう。

姿勢をキープしたまま飼い主が他のことをする

イヌのまわりにボールやぬいぐるみなどイヌの好きなものを散らして、それに気をとられずに合図を聞けるように練習してみよう

イスに座って練習してもOK

オスワリやフセテ、マッテをしたまま、飼い主が電話したり本を読んだりと、他のことを始めてもキープできるように、練習してみよう

4. ごぼうびの与え方

初めてのことを教えるときには、できたら毎回ごほうびを与える必要がありますが、できるようになってきたら徐々にごほうびを減らしていきましょう。
ごほうびの減らし方としては、1回おきなどの決まった法則よりも、不規則にあたえるようにしたほうが、効果が高いことがわかっています。イヌもいつもらえるか予測ができず、「今回はもらえるかな?」と飼い主にしっかり注目するようになります。
難しいことを教えるときには大好きなチーズ、いつもやっている簡単なことならドッグフードというように、食べ物にランクづけをして、いろいろな食べ物を使いこなすのもいいでしょう。また、ごほうびといっても食べ物だけでなく、オモチャや飼い主になでられること、他のイヌと遊ぶことなど、イヌの大好きなことならなんでもごほうびになり得ます。

ごほうびを出す場所を変える

いつも同じポケットやポーチからごほうびを出すのではなく、いろいろな場所からごほうびを出して、どこからごほうびが出てくるかをイヌに先読みさせないようにしよう

ごほうびを離れたところに置いておく

ごほうびを棚の上などに置いておき、イヌが合図を聞けたら飼い主がごほうびをとって、イヌの近くに戻って与えるのがよい。ただし、ごほうびはイヌの届く場所には置かないように

オヤツ以外のごほうびを使う

しつけのごほうびというとオヤツを連想しがちですが、イヌの喜ぶことならなんでもごほうびになる。言葉でほめながらなでることはもちろん、オモチャを前にオスワリと合図を出したときには、オモチャで遊んであげることがごほうびになるし、玄関でオスワリの合図を出したときには、ドアを開けてあげることが最高のごほうびになるだろう

POINT “ついで”トレーニングがおすすめ

イヌのトレーニングは、時間を決めず、短時間で何度も繰り返すほうが効果が高いことがわかっています。
そこで、飼い主がトイレに行くついでに、郵便物を取りにいくついでに、テレビCMの間になど、何かの"ついで"に少しだけトレーニングをすると、飼い主もやりやすく、愛犬のトレーニング効果も高くなります。愛犬もいつ合図が出るかわからないので、いつでも飼い主に注目するようになるという効果もあります。
このとき、1回合図を出しても聞かず、もう1回出しても聞かなければ、飼い主はどこかに行ってしまうのがおすすめ。愛犬は飼い主にほめてもらうチャンスを逃したことを悟り、次からはチャンスを逃すまいと、一生懸命取り組むようになります。