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HOW TO お出かけ時に気をつけたいこと 気をつけよう!イヌの熱中症

4. 熱中症かも?と感じたら イヌの熱中症の症状にあわせた対処法を紹介します。紹介する症状の中には危険な状態になっているものもあります。事前に熱中症の症状を把握しておくことが愛犬を守ることにつながります。

HEAT STROKE 4.

様子がおかしいな?と思ったら・・・

「熱中症かな?」とイヌの変化に気づいた際、最初の目安となるのは、何よりも"呼吸"です。呼吸を確認するためには、普段からのチェックが大切です。安静時と運動時の呼吸数を確認しておきましょう。
普段の呼吸数を1とし、走り回った後を5と考えると、危険ゾーンはこの中間!3ぐらいの呼吸数を感覚で覚えましょう。
これは、普段、家の中を動き回ったり、ゆっくり散歩したりしている際の呼吸数と同じ程度です。暑いところにいるときにそれくらいハァハァと浅く早い呼吸になっていたら、その時点ですぐさま涼しい場所に移動して休ませましょう。

3くらいで要注意!家の中を動き回ったり、ゆっくり散歩しているときの呼吸数

涼しい場所に移動したら・・・

まずは水分補給をさせてあげましょう。2倍程度に薄めたスポーツドリンクや専用ドリンクだと効果的です。
次に体を冷やすことが重要です。体に水をかけてあげたり、ビニール袋に入れた氷などを当ててあげましょう。特に頭や脇の下、後ろ脚のつけ根を冷やすと効果的です。さらに、うちわなどで風を送り、気化熱によって体温を下げます。
ただし、冷やしすぎも禁物です。なぜなら体温調節を行う体温中枢が壊れてしまい、体が冷えすぎて体温が戻らず、死に至る恐れもあるからです。体温計があればこまめに計測し39℃まで下がったら冷やすのをやめましょう。

※体温計がない場合に備え、普段のイヌの体温を感覚として分かっておくことも重要です。

しばらく休んだら・・・

  • 少し休んだら普段どおり元気になった
  • 水をよく飲む
  • 尿の色が普段より少し濃い程度
  • → 

    こんな状態まで回復したら少し安心。
    ただし、念のため早めに病院へ連れて行ってあげましょう。

こんな場合は一刻も早く病院へ!

  • ぐったりしている
  • 水を飲んでしばらく休んでも、熱が下がらず、つらそうな場合
  • 尿の色が普段より少し濃い程度
  • → 

    こんな状態が続くときは、すぐさま最寄りの病院に一刻も早く駆けつけて!!
    できるだけ、イヌの体に負担がかからないよう、安静状態で運んであげてください。
    その場合でもできる限り体を冷やすことは続けてください。
    また、お出かけ先周辺の動物病院を事前に調べておくと安心です。

<コンテンツ監修>

日本獣医師会 理事 細井戸 大成

1955年大阪市生まれ。山口大学農学部獣医学科卒。
現在、日本獣医師会 理事のほか、株式会社VR ENGINE代表取締役、日本動物病院協会会長、
大阪市獣医師会副会長、全日本獣医師協同組合副理事長として、ペット医療の高度化を通じてより良いペットライフの実現に向け活躍中。