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HOW TO お出かけ時に気をつけたいこと 気をつけよう!イヌの熱中症

2. 春から危険! イヌの熱中症とは? 既に春から始まっているイヌの熱中症に関する調査結果を紹介しています。おでかけの際に参考にしてください。
HEAT STROKE 2.

危険!春でも車内の温度は赤道直下!?

イヌにとっての「熱中症」シーズンは既に春から始まっています。車中にイヌを残しているときは、最も危険な時なのです。JAFによる車内温度の変化に対する実験では、4月の外気温23.3度の中、車内温度は48.7度まで上昇、ダッシュボード付近は最高70.8度になりました。【図表1】
また、JAF広報部によると「平均気温が過去最高となった今年(2013年)の3月中旬の実験では、日中に車を置いたところ、15分で10℃、30分で20℃車内温度が上昇しました。たった30分でも車内環境は大きく変化する」と警告しています。
春先でも晴れの日の車内は、まるで赤道直下のような気温に達します。さらに、夏至からの日数が同じ4月後半と8月中旬の日射量には違いがありません。つまり、春でも夏と同じ日射量があなたの車に注いでいるのです。

【図表1】

2007年4月26日、場所:彩湖・道満グリーンパーク駐車場(埼玉県戸田市)実験各部測定箇所別/ピーク時の温度と時間

  • (1)ダッシュボード付近  ・・・・・・・・   70.8 ℃(時間:11時50分頃)
  • (2)車内温度(運転席の顔付近) ・・・・・・・・  48.7℃(時間:14時10分頃)
  • (3)測定日の外気温 ・・・・・・・・  23.3 ℃(時間:13時40分頃)
  • (4)フロントガラス付近 ・・・・・・・・  57.7℃(時間:11時50分頃)
この日は最高気温が23℃と比較的過ごし易い1日だった。
しかし、車内温度は50℃近くまで上昇し、車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料が破裂した。

出典:一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)

意外と認識不足? 7割近くの人が、春先のイヌの熱中症に気を遣っていません。

「気温が高くなるこれからの季節、『熱中症』は、愛犬家が最も気を付けなければいけない犬の疾患である」と、今回調査を監修いただいた日本獣医師会理事の細井戸先生は指摘しています。
本調査においても「日頃、『熱中症』に気を遣っていますか?」という設問に対して、20%の飼い主が気を遣っていると回答。8割の飼い主は「熱中症」への配慮がされていない実態が浮き彫りになりました。【図表2】
また、イヌの熱中症に気をつけるべき時期を聞いた結果、8月が最も多く(91.3%)、次が7月(90.3%)となり、圧倒的に夏は多いものの、春については4月は33.8%と7割近くの人が認識に至っていないことがわかりました。【図表3】

【図表2】

※トヨタドッグサークル調べ

【図表3】

※トヨタドッグサークル調べ

イヌの熱中症は春先からも発症しています。

ペット専門保険最大手のアニコム損害保険株式会社によると、「熱中症」による2012年月別保険金請求件数は、4月[15件]、5月[34件]、6月[74件]と月ごとに倍増。春先から「熱中症」の発症が急上昇し始める傾向が確認できます。年々春先でも夏日となる日も多くなり、この時期からの注意が必要です。【図表4】

【図表4】

※出典:アニコム損害保険株式会社

イヌと車で出かける飼い主、45%が車に愛犬をお留守番させると回答しています。

車でイヌと出かけると回答した647人のうち、45%もの飼い主が車にイヌをお留守番させることが今回の調査で明らかになりました。【図表5】 また、44.7%の飼い主は春ならば外気温が低いため車中へイヌを残すことに問題がないとも考えています。【図表6】
また、車の中にイヌだけを残すシチュエーションについては「買い物をしているとき」(63.2%)、「食事をしているとき」(51.2%)が挙げられています。春は「買い物」や「食事」にイヌを連れてドライブに向かうことが多くなる時期。このような傾向にある方は、特に注意が必要です。【図表7】

【図表5】

※トヨタドッグサークル調べ

【図表6】

※トヨタドッグサークル調べ

【図表7】

※トヨタドッグサークル調べ

常に一緒に車にいても、危険は隣り合わせにある!? ケージ内の温度にケア必須。ケージにはクーラーの風は届かない!

愛犬の乗車位置について確認したところ、約6割の飼い主が抱える、もしくは自由にさせていることがわかりました。ケージに入れていると回答した飼い主は32%となりました。【図表8】 運転中に車内で犬を自由にすることは、事故があった際に愛犬が危険な状態になるだけではなく、わき見運転の原因となり、直接的に事故につながるため、控えるべき。ケージに入れることが正しい対処法です。その反面、車内でのケージ環境には「熱中症」を引き起こす要因が潜んでいると、細井戸先生は指摘します。

「大型犬はラゲッジスペースにケージを置くことも多いと思いますが、後席ではエアコンの効き方が、運転席とは異なることがあります。人間が快適と思っていても、愛犬は苦しんでいるかもしれません。また、直射日光が当たることで、ケージの温度だけが上昇することも考えられ、同じ車内にいても、愛犬が「熱中症」になるリスクがあることを認識してください。」
調査にて、実施している車内での「熱中症」対策として、最も高い52.6%の回答となった「エアコン・クーラーをかける」という方法も、ケージの置き場所によっては、万全ではないのです。【図表9】

【図表8】

※トヨタドッグサークル調べ

【図表9】

※トヨタドッグサークル調べ

このように、春はイヌの熱中症が十分に起こりうる季節でありながら、愛犬家の認識は低いことが浮き彫りになっています。
まだ春だからといって、決して油断することなく、大切な家族を守っていきたいですね。

調査実施概要

愛犬家の「犬の病気」に関する知識レベルと愛犬とのドライブにおける行動実態に関する調査

調査対象者 :東京都、愛知県、大阪府、福岡県の、犬を飼っている20代~60代の男女2,000名 (車を保有し、自動車関連、ペット関連、マーケティングに従事している人が家族に含まれない人を対象とする)

調査方法 :インターネット調査 調査主体:トヨタドッグサークル(株式会社トヨタマーケティングジャパン) 

調査実施会社 :株式会社シタシオンジャパン

調査実施期間 :2013年3月27日(水)~3月28日(木)